整備工場の経営をサポートします

経営の不安をかかえた自動車整備工場経営者の方へ

このサイトは、30から50歳代の「自動車整備工場経営者」または「その後継者」の方へ向けたものです。


はじめまして。

私もあなたと同じ自動車整備工場の経営者です。
しかも従業員は私と妻、社員をあわせてたったの5人の零細企業です。

社長就任当初は、妻以外、今のメンバーとは異なりますが、規模感は同じで、万年赤字経営の会社でした。

しかし、今では毎年黒字経営、成長し続ける会社にすることができました。

もし今、あなたが自動車整備工場の経営に悩みや不安を感じていたり、「このままで本当に大丈夫だろうか・・・?」と将来に不安を抱えていたりするのであれば、私のこれまででの経験が、きっと何かしらのお役に立てるのではないかと思っています。


私は今の会社を、14年前に創業者である父から引き継ぎました。

引き継ぐ直前は、専務というポジションで約7年間仕事をしていましたが、その頃は「経営の仕事」をしていたわけではありません。
実際には、現場の整備作業がほとんどで、経営のことは父に任せきりでした。

父も整備士あがりの経営者だったため、経営者というよりは商売人。

仕事はいくらでもあった時代の人だったため、理念やビジョンはもちろん、目標に向けた戦略・戦術もありません。

「とにかく数をこなして売り上げをあげろ」
「毎日19:30まで仕事しろ」
「専務なんだから責任もって会社を回せ」

経営者としてこんなことは当たり前かもしれませんが、当時の私には権限が何一つありませんでした。

「3,000円以上の備品を買う時は許可をとれ」
「契約書などハンコは全部自分が押す」
「おまえはだまって俺のいうことを聞けばよい」

社長である父は当時何をしていたかというと、月1~2台の車両販売となじみ客の引取納車だけ。
しっかりと経営を学び、本当の意味での経営を理解した私から言わせてもらえば、当時の社長である父は、経営の仕事ではなく、労働者として自分の給料分の粗利だけを稼いでいる状態。

そんな父に嫌気が差して、無理やり社長交代を迫りました。
3か月程度かかりましたが、当時お世話になっていた税理士先生の絶大な協力のおかげで社長交代に成功しました!

しかし、いざ社長になってみると――
経営に関しては、まさに「右も左もわからない」状態でした。

社長にはなったものの、何をすればよいのかわからない。
お金のやりくりもできない。
銀行への運転資金の借入交渉なんて、どう話をすればいいのかすら分からない。

整備の仕事は分かっても、「経営者としてのスキル」はまったく持ち合わせていなかったのです。
何から手をつければいいのかも分からず、不安ばかりが募っていきました。


「このままではマズい。とにかく、勉強しよう。」

そう思い、思い切って地元の同業者の協同組合・青年部が主催する勉強会に参加することにしました。

正直、最初の勉強会は不安でいっぱいでした。
知り合いは一人もいませんし、雰囲気もわからない。
緊張しながら参加したのを、今でもよく覚えています。

そんな中で始まった、元気の良い会長の挨拶。
それはまるで、頭をガツンと殴られたような衝撃でした。
「このままじゃダメだ」と強く思わされた瞬間でした。

それから私は、毎月行われる定例の勉強会に欠かさず参加するようになりました。

ここでは、いわゆる整備技術を学ぶ場ではなく、
「お客様をどう集めるか」「お店をどう作っていくか」といった、
現場を離れた視点での経営や商売の考え方を学ぶことができました。


そんな中、参加者の一人に、ある“有料のエグい勉強会”を紹介してもらいました。

お金を払って参加する勉強会です。
勉強に対してはじめての投資でした。

しかし、さすがにお金を払うだけあって、すぐに売上に効果が表れました。
「これはすごい!」と感動しました。

…しかし、残念ながらその効果は長続きしませんでした。
なぜなら、私自身に「経営の基本」が身についていなかったからです。


このエグい勉強会で知り合った方の紹介で、人材育成を専門にするこれまたすごい研修会社に通うことになりました。勉強に対してさらに高額な投資でした。

「ここでようやく、経営の勉強ができる!」と期待していたのですが、残念ながら実際には、売上を直接上げるような内容ではありませんでした。

ただそこで私は、モノの見方や考え方の軸を学びました。
当時の私は、「スキルさえあれば何とかなる」と思っていましたが、
それ以前に、“経営者としての在り方”が大事だということに気づいたのです。


この研修会社で知り合った方の紹介で、すばらしい会計事務所を紹介してもらいました。
当時は、創業以来ずっとお世話になっていた税理士事務所がありましたので、切り替えるには大きな葛藤がありました。長い時間悩みました。

でも、社長になって数年経っても数字がさっぱり分からず、その状態に自分自身、限界を感じていました。
「このままでは会社を守れない」と強く感じ、思い切って切り替える決断をしました。

切り替えて少しずつ効果が現れました。

赤字体質がトントン体質に変わり、そしていきなり黒字体質となったのです。
この間、わずか3年。

黒字体質に変わった後は、一度の赤字もなく毎年黒字を継続しています。
しかも、社員の給与、私の役員報酬も上がっただけでなく、積極的な設備投資を実施し、経費が増えたにも関わらず、前よりも黒字額が大きくなりました。

この会計事務所さんに切り替えたことによって、私は数字に強くなることができました。

もちろん、この会計事務所さんは今でもお世話になっております。

毎月訪問してくださり、数字の報告だけでなく、良い会社づくりのモデルや考え方、経営計画書の作り方まで指導してくれます。
今の私の経営があるのは、この会計事務所さんのおかげです。
まさに恩人のような存在です。


会計事務所を切り替えた直後は、まだ赤字状態で業績も悪く「販売も強化せねば」と思い、藁にもすがる思いで中古車販売に特化したセミナーに参加しました。

このセミナーでは、「差別化」や「マーケティング」といった、
これまで聞いたこともなかった視点を学ぶことができました。

今では、他社と圧倒的に差別化された整備メニューの提供に力を入れており、
正直なところ車両販売まで手が回らないほど、忙しくさせていただいています。
でも、そんな状況になれたのも、あのセミナーで得た学びを実践したからこそだと実感しています。

「数字に強くなったこと」と「差別化」や「マーケティング」といった力を身に付けられたことで、私の会社は毎年黒字、業績良好となりました。

今では銀行からも好条件で「借りてください」といわれるまでになり、資金繰りも安定した経営ができるようになりました。

父から社長交代した当時の「経営がまったくわからなかった私」に「今の私」が直接指導することができたなら、こんなに遠回りすることなく今の状態へ成長できたかもしれません。

しかし、それは今だから言える話です。

でも、当時の私のように「経営がまったくわからない」「なんとかやっているけどもっと良くしたい」というような同業者の方の力になれることは確かです。

微力ではありますが、今までの私の経験を活かしたご協力ができると思います。